大気圧の存在を示す演示としてよく行われる、コップに水を満たして はがきで蓋をし、逆さにして手を放す、という実験をご存じの方は実 験1の結果は容易に予想できたかもしれません。しかし、他の実験は 意外な結果だったのではないでしょうか。 大気圧には力の大きさと面積に関係があることを確かめる。 内容. 大気圧による力です。イタリアのトリチェリーは、大気圧の実験をした科学者としてえ有名です が、水で同じ実験をすると、大気圧は水を10mも持ち上げる力があることがわかります。 コップの下からも大きな力が紙にかかっているのです。
コップを水槽に入れふたを閉めると、ふたとコップがくっついて、離れなくなります。大気の力がコップとふたをくっつけているのです。 大気圧の強さを実感する装置(ゴムシート+なべぶたの取っ手) 平らな床に無造作に置くだけで、上からの大気圧により、取っ手を持って真上に持ち上げるのがほぼ不可能になります。 うそん!と思って持ち上げてみましが、微動だにせず。 実験03「コップは力持ち」にも書きましたが、親指のツメ(1cm四方くらい)の上に空気の柱が乗っかっていると想像してください。空のずっと高いところまで空気がありますから、とても長い柱となりま …
ものには常に空気の圧力(大気圧)がかかっています。 はがきなどでフタをすることにより、コップの中の水に対して大気圧が均等にかかります。 また、コップの中では、液体を内側に引っ張り込もうとする力(表面張力)がはたらいています。 できた二酸化炭素は水に溶けるので、コップの中には気体があまり残らず圧力が減ります。これらのいくつかの要因によって、コップ内の空気の圧力は減り、コップの外の大気に押されて水はコップの中に入っていくのです。